09月22日
(月曜日)
あいまいになる
※この記事の読了時間は:約 4分46秒です。一過性のパズル熱が去って、また読書熱の戻ってきた茅須です。こばわvv
そんなわけで毎日一冊、たまに二日に一冊のペースが戻ってまいりました。本日読んだのは京極夏彦氏の幽談 。
相変わらず京極夏彦氏の小説は現実と虚構の境界線があいまいになるなぁ。今までの小説とはまたタイプが違っているのですが、根底に流れるものは同じなんじゃないかと。
ちょっとぞくっときちゃってね、思わずそーっっっっ、と、後ろを振り返ったり、足元を見つめてしまったり(^^; まぁそういうお話がたくさん詰め込まれた短編集です。
そんなわけでこの幽談 にインスピレーションを得ました。本日は「あいまいになる」をキーワードに検索、どんな状況で何があいまいになるのかを、探っていこうと思います。
薄れゆく記憶、あいまいになる年月 りーまんとらべらーの日常と非日常/ウェブリブログ
あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”……orz
なんかヒトゴトじゃなくて思わずうずくまりたくなってしまいました(>_<;)
一定年齢に達すると、どうやら記憶というのは順繰りに遡っていくことでしか思い出せなくなるもののようです。というか、こんなの最近物忘れの激しい自分だけかと思っていたんですが、そういうわけでもないんですね。
ほっとする反面、こうして老いはやってくるのね……と、ちょっと寂しい気持ちになってしまいました つД`)・゚・。・゚゚・*:.。
気持ちは若いつもりなんだけど、行動がなー、だんだん年寄化してるよなぁ ……( = =) トオイメ
なぜテストのためだけの勉強・成績のためだけの勉強では危険なのか?
あいまいなものの上にあいまいなものを積み重ねていこうとするから途中で破綻する、というのは、何も勉強に限ったことではありませんね。やはり基礎を固めるというのは大事です。
最近じゃインスタントなライフハックが大流行な訳ですが。そして茅須もそういうライフハック系のブログエントリとか大好きなわけですが(自爆)、お手軽に流されない支点を持つことこそ、一番大事なんだよなぁと、改めてそんなことを思いました。
自戒自戒(^^;
犬の本棚 面白いマンガほど記憶があいまいになる、読み返し問題
うわーっ、分かる分かるvv
でもそれを越えてさらに面白い漫画って、やっぱり全巻何度も読み返しちゃいますよ。最近の少年漫画だったらやっぱり鋼の錬金術師かな。最新刊買ってきたら飛びついて読み、それを20回くらい読み込み、我慢できずにやっぱり一巻から読み直してしまいます(^^;
……いい大人のやることじゃねぇ orz
アレですね、「好き・大好き」くらいのレベルの漫画だと、最初から読み返したりしないから、だんだん記憶もあいまいになるんですが、「超特大に好き(どんな表現やねん ι )」くらいになると、やっぱり最初から全巻読み直してしまうのです。
最近の例では鋼の錬金術師と少年漫画を取り上げちゃいましたが、もともと少女漫画畑の人間なので、今でも面白い少女漫画は全巻読み返します。少女漫画は少年漫画に比べれば短いじゃないか、とツッこむ人もいるかもしれませんが、未完結のガラスの仮面とか完結済みのBASARAとか、いい具合に長いですよ……ヽ( ´ー)ノ フッ
こんなことばっかりしてるから時間がなくなるんだ…………( = =) トオイメ
曖昧になる権利
数ヶ国語を操るロジャー・パルバースさんの、日本語についてのコラムを翻訳したものでした。初出は2003年に新書館から発行された大航海のNo.46に掲載されていたようです。
これがすごく面白いんですよ!長文なんですが、冒頭文から引き込まれ、思わずワクワクしながらも真剣に読んでしまいました。
言葉の独自性は民族の独自性に通じ、独自性を理解することが言葉を理解する近道、というくだりには、思わずうんうんと頷いてしまったり。
小難しく考える必要がないにもかかわらず、いろいろ考えさせられるテキストでした。
余談ですが、このたびピックアップしなかったいろんなサイトで、日本語はあいまいだって書いている人たちをたくさん見かけたんですね。使えば使うほどあいまいになる、みたいな。なのに日本語を長じて習得したロジャー・パルバースさんが、日本語はちっともあいまいじゃないよ!って書いているのが、すごく興味深く、また基本的に日本語に依存している自分なぞにはとても力強く感じられました。
そういう点からも、客観的な視点で日本語を考察している文章なので、ぜひ、一読してください。