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2009年
03月08日
(日曜日)

語り口

※この記事の読了時間は:約 4分33秒です。

池上永一氏のテンペスト上下巻を読みました。書店に平積みされてて、帯の推薦文が目に付いたんですよ。図書館戦争の有川浩氏の推薦文が(笑) それで気がついたら他の本と一緒にレジに持っていってたという。他の本というのが図書館戦争コミック版の第三巻だったんでね(爆) まぁこれも何かのご縁かと。

アマゾンレビューなど見るとものすごい賛否両論の嵐ですが、茅須は一気読みしてしまいました。久しぶりに寝食忘れましたね。おかげで仕事中の睡眠不足を余儀なくされましたよ(^^;

賛否両論の理由の一端に文章の稚拙さというのがあったんですが、茅須は逆に語り口がいいなぁと思いました。確かに歴史小説としてみると文章が軽いという側面はありますが、その軽やかさが語り口となり、読者を物語の流れに乗せる力になっていたと感じます。というか、茅須はまんまと乗せられました(笑)

そんなわけで本日は「語り口」をキーワードに検索、文章や口調の語り口について書かれたテキストをピックアップしてみようかと思います。

談話-1:語り口は自己実現の中 談話-1:語り口は自己実現の中

(職人街)也太奇-YATAIKI-というサイト内のワンコンテンツで、このサイト自体は、サイト作成者である松里鳳煌氏が、知り合って感銘を受けた、芸術家や表現者を紹介しているサイトでした。

ピックアップしたページは、書家・野尻泰煌氏を紹介しているコンテンツの中の、インタビューページだったんですが、このインタビューの冒頭から、思わずはっとさせられる言葉の連続で、さっと目を通すだけのつもりが、気がついたら真剣に読んじゃってました。

淡々と語られているにもかかわらず、インパクトのある言葉がぽんぽん飛び出して、自分の中の眠っている感覚を呼び覚ましてくれる、そんな不思議な感じが、このページを読んでいる間中、背中をぞわぞわと駆け上がってきました。

長いページですので、お時間あるときに閲覧されることをおすすめします。

furuyasota.com: 語り口について furuyasota.com: 語り口について

まるで短い詩のような形で、語り口について語っているエントリでした。

語り手と聴衆を対等な関係としてみた時、語り手と聴衆が存在したその瞬間の空気や雰囲気、手触り、情景、そういったものの共通体験が、その時語られた言葉そのものよりも互いに強く焼きつくのだとしたら、対・人間関係としてはとても気持ちのいい体験足りえるでしょうね。

ただ、こういう関係に憧れはありますが、そうするとそれはそれで閉じた世界になりそうな気もします。閉じた世界とか共通体験という誘惑は非常に魅力的で、そこに安住すれば脅かされる危険もないわけですが、自分の世界を広げる機会も奪われるような気がするので、それはそれで恐ろしくもあります。

うがちすぎですか。そうですかorz 自分は気を抜くとすぐに閉じていこうとするタイプの人間なので、閉じた世界の誘惑からいかに自分を遠ざけるか、そういうことばかり考えているから、こういった静謐な文章を読むと危機感にかられるのかもしれません(^^;

LifeCrack – Blog: 正しい事を言うときも、言葉使いや語り口は大事。 LifeCrack - Blog: 正しい事を言うときも、言葉使いや語り口は大事。

本当に怖いのは怒鳴り散らす無法者じゃなくて、黙って目で威圧する人間だよなーと、このエントリを読んでぜんぜん関係のないことを連想してしまいました(^^;

エントリタイトルどおり、正しいことをまくし立てても誰も聞いてくれない、正しいことこそ理路整然と相手に訴えなくてはいけない、という事例が、体験談とともに綴られています。

茅須はクレーム受けるほうですが、ありましたよ。実際、よくよく聞くとこちらに落ち度があったのに、相手が一方的にわめいているだけだから、論点がまったくつかめなくて、何に対するクレームなのかを相手に問いただすことから始めなくちゃいけなかったことが。問いただしたくても相手に冷静さが欠けているから、何のクレームかと訊ねるだけで怒り出すんですよね。あれにはほとほと困りました。こちらの落ち度が分かって詫びる頃には、相手は遅いと更にへそを曲げるし、こういうのって本当、お互いにとってあまりよくない結果になります。

確かに重要なのは内容かもしれません。でも内容が伝わる話し方じゃないと、相手に通じないんですよね。重要な内容ならなおさら伝わるようにしなくちゃ、意味ないですよね。


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